こんにちは。車中泊バンライフ 運営者の「ホシ」です。

軽バンをベースにした車中泊カスタムにおいて圧倒的な人気を誇るスズキのエブリイですが、荷室からバックドアを見上げると商用車特有の無機質な鉄板と灰色の内張りパネルが広がり、少し味気なさを感じる方も多いのではないでしょうか。

そんなエブリイの内装を一気に温もりあふれるログハウス調やおしゃれなカフェ風空間へと劇的に生まれ変わらせるのが、バックドア内張りの木目調DIYカスタムです。

この記事では、初心者でも失敗せずに純正パネルを木目調パネルへ交換する具体的な手順から、材料選び、車検対策、防音断熱の裏ワザまで徹底的に分かりやすく解説します。

この記事のポイント

  • エブリイのバックドア内張りを木目調化する圧倒的なメリットと魅力
  • 失敗しない木目調プリント合板・ベニヤ板・リメイクシートの徹底比較
  • 純正パネルを活用した狂いのない精密な型取りとクリップ脱着のコツ
  • 車検の突起物規制をクリアする保安基準対策と車内オープナー連動術
れいちゃん
れいちゃん
ホシさん、エブリイの後ろのドアの内張りって、段ボールみたいなグレーの板で少し味気ないですよね。木目調に変えてみたいけど、初心者の私でも作れるかな…?
ホシ
ホシ
れいちゃん、実はバックドアの内張りDIYは、軽バンカスタムの中でも一番おすすめの入門メニューなんですよ!純正パネルをそのまま型紙として使えるので、道具さえ揃えれば初心者でも半日でプロ級の仕上がりにできるんです!

エブリイのバックドア内張りを木目調DIYする基礎知識

Removing Factory Rear Hatch Trim Panel With Automotive Clip Tool

エブリイのバックドア内張りを木目調にDIYカスタムすることは、商用車特有の殺風景な内装を一新する最高の方法です。

木目の温もりを取り入れることで、バックドアを開けた瞬間にまるでログハウスや隠れ家カフェのような空間が広がります。

ここでは、作業を始める前に知っておくべきメリットや基本的な準備、必要な素材の基礎知識について詳しく解説します。

バックドア木目調化が車中泊で人気を集める理由

エブリイの荷室空間において、バックドアの内張り部分は車中泊の滞在中に最も視界に入る面積が広いエリアの一つです。

特にリアゲートを跳ね上げて景色の良いキャンプ場や湖畔でくつろぐ際、バックドアの裏面は外からも車内からも最も目立つ象徴的なキャンバスとなります。

純正のハードボードは耐久性こそあるものの、商業配送用のグレー単色で無機質なプラスチック感が漂い、アウトドアのリラックスした雰囲気とはかけ離れてしまいがちです。

このバックドアパネルを木目調に交換するだけで、車内の視覚的な質感が劇的に向上し、一気に自分だけの秘密基地のような特別な空間へと生まれ変わります。

朝起きてリアゲートを開けた瞬間に美しい木目が視界に入ると、それだけで旅の幸福感や満足度が何倍にも高まるのを実感できるはずです。

さらに木材を取り入れることで、視覚的な美しさだけでなく、結露の軽減や金属面の冷たさを和らげるという実用的な恩恵も得られます。

商用バン特有の冷たい鉄板の露出を抑え、まるで小さなログキャビンの中にいるような安心感に包まれるため、車中泊での就寝前のひとときが格段に居心地の良いものになります。

また、木製パネル化しておくことで、後から小さなLEDランタンを掛けるアイアンフックや、タオルバーなどを自由に取り付けられる拡張性が手に入ります。

壁面にちょっとした収納や小物を追加できる自由度の高さこそが、多くのバンライファーが最初にバックドアカスタムに挑戦する大きな理由です。

車内で過ごす時間そのものが楽しくなるような上質な空間作りにおいて、バックドアのウッド化は費用対効果が極めて高いカスタムです。

このように、バックドアの木目調カスタムは見た目の劇的な向上と実用的な居住性の両方を手に入れられる最高のDIYメニューなのです。

純正内張りパネルの取り外し方とクリップ脱着

エブリイのバックドア内張りDIYにおいて、最初のステップとなるのが純正ハードボードの取り外し作業です。

エブリイ(DA17V・DA17W)のバックドア内張りは、ボルトやネジではなく、樹脂製のプッシュリベット(トリムクリップ)と呼ばれるプラスチックパーツで約10箇所固定されています。

ここで決してやってはいけないのが、マイナスドライバーや指先でパネルを無理やり力任せに引っ張って外そうとする行為です。

強引に引っ張ると、純正のハードボードが折れ曲がってしまったり、車体側のクリップ取付穴周辺の鉄板を歪ませて塗装を傷つける重大な破損トラブルを引き起こしてしまいます。

純正パネルはこの後の工程で完璧な「型紙」として再利用するため、一切の傷や歪みを作らずに無傷で取り外すことが何よりも重要です。

作業には必ず自動車の内装専用工具である「クリップクランプツール(内張り剥がし)」を準備してください。

(出典:一般社団法人日本自動車連盟(JAF)公式「クルマの基礎知識と安全カーライフ」)

エブリイのバックドアクリップは、中央の丸いピンを細い先端工具で2ミリほど軽く押し込んでロックを解除するか、隙間にツールを差し込んでテコの原理でまっすぐ引き抜きます。

テコの支点となる車体鉄板部分には、あらかじめ養生テープを2重に貼って保護しておくのがプロの鉄則です。

冬場の冷え込んだ時期に作業を行う場合は、プラスチックが硬化して割れやすいため、ドライヤーで軽く温めながら作業すると破損を劇的に防ぐことができます。

すべてのクリップを慎重に抜き取ると、純正の内張りパネルがパカッと手前に外れ、バックドア内部の鉄板フレームが露わになります。

外した純正パネルは絶対に踏んだり折ったりしないよう、作業の邪魔にならない安全な平らな場所に平置きして保管してください。

木目調パネルの素材選びとベニヤ板やシートの比較

バックドアを木目調に仕上げるにあたり、どの素材を選択するかは仕上がりの雰囲気、重量、作業難易度を大きく左右します。

DIYで一般的に使われる主な素材には、「木目調プリント合板」「天然木シナベニヤ板」「純正パネルへのリメイクシート貼り」「無垢の杉羽目板」が存在します。

初心者に最もおすすめしたい王道の素材は、厚さ2.5mm〜4.0mmのプリント合板(木目調化粧合板)です。

プリント合板はあらかじめリアルな木目模様と耐水クリアコーティングが施されているため、塗装の手間が一切かからず、切断して取り付けるだけで美しい仕上がりが手に入ります。

一方で、本物の木の質感や深みのあるオイルフィニッシュにこだわりたい方には、厚さ3.0mm〜4.0mmのシナベニヤ合板が最適です。

シナベニヤは表面が滑らかで塗料の吸い込みが美しく、ワトコオイルやブライワックスを塗布することでヴィンテージ感あふれる極上の風合いを表現できます。

ただし天然木合板を使用する場合は、湿気による反りを防ぐために表面だけでなく必ず裏面にもオイルステインやシーラーを塗装することが絶対条件となります。

逆に無垢の杉羽目板などは重厚感こそ素晴らしいものの、板の厚みが10mm以上になり総重量が数キロに達するため、バックドアのダンパーが下がってしまう危険性があります。

各素材のメリットとデメリットを正確に比較し、ご自身のスキルと理想の車内スタイルに最適な素材を選定しましょう。

れいちゃん
れいちゃん
本物の木を使うか、プリント合板にするか迷っちゃいますね!やっぱり本物の木の方がかっこいいのかな?
ホシ
ホシ
本物のシナベニヤにワトコオイルを塗ると抜群の風合いが出ますが、初めてのDIYならプリント合板が一番失敗しません!塗装の乾燥待ちや反りのリスクがなく、軽くてダンパーにも優しいので本当におすすめですよ!
素材の種類 厚み・重量 加工難易度 耐水・耐候性 費用相場
木目調プリント合板 2.5〜3.0mm(超軽量) 易しい(カットのみ) 高い(表面コート済) 約2,000円〜
シナベニヤ合板 3.0〜4.0mm(軽量) 普通(オイル塗装必須) 普通(要両面保護) 約2,500円〜
木目調リメイクシート 純正同等(最軽量) 易しい(貼り付けのみ) 高い(完全防水) 約1,500円〜
無垢杉羽目板 10〜12mm(重量大) 難しい(サネ加工・固定) 高い(経年変化あり) 約5,000円〜

純正パネルを活用した精密な型取りと穴あけ加工

木材や合板の選定が完了したら、実際の加工工程へと進みます。

エブリイのバックドア内張りDIYが初心者におすすめされる最大の理由は、メジャーで複雑な曲線を測り直す必要が一切ない点にあります。

先ほど無傷で取り外した純正の内張りパネルを、購入した木材の上に重ねて置き、それをそのまま実寸大の型紙(テンプレート)として使用することができるからです。

作業台の上に木材を置き、その上に純正パネルのオモテ面を上にして重ね合わせます。

ケガキ線を引いている最中にパネル同士が少しでもズレてしまうと、完成後の取り付け位置が大きく狂ってしまう原因になります。

四隅をF型クランプでしっかりと固定するか、クランプが届かない中央部分は養生テープで複数箇所仮止めしてください。

固定が完了したら、削りたての細い芯の鉛筆を用いて、純正パネルの外周輪郭を木材へ正確にトレースしていきます。

次に最も神経を使うべき「クリップ穴(取付穴)」の位置をマークします。

純正パネルの穴に鉛筆の先端を垂直に差し込み、円の中心点を正確に印付けしてください。

トレースが終わったらクランプを外し、電動ジグソー(木工仕上げ用ブレード装着)または手ノコで輪郭線をカットしていきます。

ジグソーを使用する際は、線の外側0.5ミリ程度を残す感覚で余裕を持って切断し、後からサンドペーパーで微調整するのが失敗を防ぐ黄金ルールです。

外周の切断が完了したら、クリップ穴の中心に8.0mm〜8.5mmの木工用ドリルビットで垂直に穴を開けます。

木材の裏側に当て木をぴったり添えてクランプで挟み込んでからドリルを通すことで、裏面の毛羽立ちやバリ割れを完璧に防ぐことができます。

穴あけ後は、#120〜#240のサンドペーパーでパネル外周と穴のフチを丁寧に研磨し、滑らかな手触りに仕上げておきましょう。

バックドア内部の防音断熱施工とビビリ音防止策

純正内張りパネルを取り外した状態のバックドアは、鉄板の内部が大きく空洞になっており、サービスホールからアウターパネル(外側の鉄板)の裏側が直接見えています。

このタイミングを逃さずに防音・断熱施工を施しておくことは、車中泊の快適性を向上させる上で絶大な効果を発揮します。

エブリイのバックドアは面積が非常に広いため、冬場は外気によって冷やされた鉄板から大量の冷気が車内へと放射され、底冷えの大きな要因となります。

また、雨天時にはバックドア鉄板に打ち付ける雨音が車内に響き渡り、就寝中の安眠を妨げる原因にもなります。

そこで、木製パネルを取り付ける直前の下準備として、サービスホールから手を入れてアウターパネルの裏面に防音・断熱材を施工しましょう。

まず、鉄板の振動を抑えて雨音や走行音を激減させるため、制振シート(レジェトレックス等)を5cm×10cm程度にカットし、アウターパネルの平らな部分に複数枚圧着貼り付けします。

制振シートを貼り終えたら、その上から断熱材であるシンサレートや東レペフシートを隙間に充填していきます。

この際、バックドア下部にある「水抜き穴(ドレンホール)」を断熱材で塞いでしまわないよう細心の注意を払ってください。

雨水がスムーズに排出されないと、ドア内部に湿気が溜まり深刻なサビやカビの発生原因となってしまいます。

さらに、自作した木製パネルと車体鉄板が走行中の微振動で擦れ合って発生する「カタカタ音・ビビリ音」を完全に防止するプロの裏技があります。

それは、自作パネル裏面の外周フチに沿って、厚さ3mm〜5mmの「エプトシーラー(高機能防音緩衝テープ)」をぐるりと一周貼り巡らせることです。

エプトシーラーがクッション材の役割を果たし、パネルと鉄板の隙間を適度なテンションで密着させるため、不快な異音を100%シャットアウトできます。

エブリイのバックドア内張り木目調DIYの手順と注意点

Tracing And Cutting Wood Grain Plywood Panel For Van Rear Hatch

ここからは、エブリイのバックドア内張りを木目調パネルへと生まれ変わらせる実践的なDIY施工手順を詳しく解説します。

丁寧な型取りから確実な固定、さらにバックドア開閉の利便性を向上させる加工まで、失敗を防ぐプロの技を網羅しました。

安全に走行し長く快適に愛用するための保安基準や車検対策も併せて確認し、理想のバンライフ仕様を完成させましょう。

木目調パネルの固定方法とおすすめの専用クリップ

自作した木目調パネルをバックドア鉄板へどのように固定するかは、見た目の美しさと走行中の安全性を担保する極めて重要な工程です。

最も純正然としたスマートな仕上がりを目指すなら、ネット通販やカー用品店で入手できる「市販のロングタイプ内装クリップ(プッシュリベット)」を使用するのが一番の王道です。

純正のクリップは厚さ2.0mm前後のハードボード専用に設計されているため、3.0mm〜4.0mm厚の合板にエプトシーラーを挟み込むと、首下の長さが足りずにパチンと奥までハマらないケースが多発します。

そのため、挟み込み可能板厚が4mm〜7mm対応のロング軸プッシュリベット(穴径8.0mm〜8.5mm用)をあらかじめ手配しておくことが成功の鍵となります。

クリップの色も、木目パネルの色合いに合わせてブラックやダークブラウンなどから最適なカラーを選ぶことで、留め具が目立たず非常に洗練された印象になります。

もし、将来的に重いツールボックスやラックをパネル壁面にネジ止めしたい場合は、車体側のクリップ穴に「ターンナット(M4またはM5)」を挿入し、ボルト留め仕様へとカスタムする手法も大変人気です。

ターンナットを使用すれば、手で引っ張ってもビクともしない極めて強力な固定強度が得られ、何度でも取り外しと復元が可能になります。

一方で、手軽さを求めてマグネットやマジックテープだけで固定しようとするのは絶対に避けてください。

急ブレーキや段差の衝撃でパネル全体が脱落し、後方視界を妨げたり乗員に激突する重大な事故につながる恐れがあります。

走行中の安全性を第一に考え、物理的にしっかりとロックされる信頼性の高い固定工法を必ず採用しましょう。

固定方法・留め具 固定強度と安全性 脱着性・メンテナンス おすすめの用途
ロングプッシュリベット 高い(純正同等以上) ワンタッチで容易 標準的な木目調合板施工
ターンナット+ボルト留め 極めて強固(耐荷重大) 工具で何度でも可能 重い棚やフックの増設
純正穴拡張+エビナット 極めて強固(ネジ山常設) ボルト脱着のみで迅速 本格カスタム(鉄板加工要)
超強力面ファスナー 中程度(熱に弱い) 極めて容易(引っ張るだけ) 軽量リメイクシート等

バックドアオープナー連動やハンドル加工のコツ

バックドアの内張りを自作する際、車中泊ユーザーの間で最も支持されている同時施工カスタムが「車内側バックドアオープナーの増設」です。

エブリイバン(DA17V)の純正状態では、バックドアを開けるためのレバーやドアハンドルが車外側にしか存在せず、車内側からはリアゲートを開けることができません。

そのため、車中泊の朝にベッドから起きて外に出ようとする際、わざわざスライドドアまで這って移動しなければならず、非常に不便を感じることが多々あります。

しかし、バックドア内部のラッチ機構には開錠用のワイヤーが通っており、ここに小さな加工を加えるだけで、車内からワンタッチで開けられるオープナーを自作できます。

具体的には、ロック爪を直接押し下げるための「引き紐ストラップ」や、市販の「プルレバー」をラッチワイヤーに連結させる仕組みです。

自作する木目調パネルには、このオープナーストラップを車内側に引き出すためのスリット穴をあらかじめ正確に開口しておきましょう。

ストラップの素材には、丈夫なレザーベルトやパラコードを採用し、ハトメ金具でパネル穴を補強しておくと、耐久性が飛躍的に向上し見た目もおしゃれなアクセントになります。

また、バックドアを車内から引き下ろして閉めるための「アシストグリップ(取っ手)」の加工も忘れてはなりません。

純正のアシストグリップ取り付け位置に合わせて木目パネルを正確に四角くくり抜くか、アルミ製・真鍮製のハンドルを共締めボルトで固定します。

ドアを閉める際には強い下向きの荷重がかかるため、ハンドル部分は必ず裏面の車体鉄板フレームと直接強固に連結させることが安全上の必須条件です。

内装の木目調化と車内オープナーの連動が完成すれば、エブリイの車中泊における利便性と快適性はまさにキャンピングカー並みへと進化します。

れいちゃん
れいちゃん
車の中からバックドアが開けられるようになったら、朝起きてすぐ海や山の絶景が見えて最高ですね!
ホシ
ホシ
そうなんです!車中泊の朝、布団に入ったままバックドアを開放してコーヒーを飲む時間は格別ですよ。内張りパネルを外している今こそ、オープナーのワイヤー仕込みを同時にやっておくのが一番効率的です!

車検の保安基準と突起物規制をクリアする注意点

愛車をおしゃれにカスタムする上で、絶対に軽視してはならないのが「道路運送車両の保安基準」への適合と車検対策です。

「内張りを木製にしただけで車検に落ちるわけがない」と油断していると、車検場の検査官から厳しい指摘を受け、その場でパネルを外す羽目になるケースが実際に存在します。

特に注意しなければならないのが、国土交通省が定める「室内突起物規制」に関する法規要件です。

(出典:国土交通省「道路運送車両の保安基準 第22条(乗車装置及び室内突起物要件)」)

保安基準第22条において、乗車中の乗員が衝突時に頭部や身体を打ち付ける可能性のある範囲には、半径3.2mm未満の鋭利な突起物を露出させてはならないと厳格に規定されています。

自作した木製パネルに金属製の鋭利なフックや、角が尖ったままの金具、ネジ頭が飛び出している突起が存在すると、突起物規制に抵触して車検不適合と判定されるリスクがあります。

対策として、パネルの外周や角部分はすべてサンドペーパーを使って丁寧に「R面取り(丸みを持たせる加工)」を施してください。

面取りを怠った鋭利な木材エッジは、日常の荷物の積み下ろし時にも手や指を傷つける原因となりますので、入念な研磨が不可欠です。

また、追加する金具類も突起のないフラットな形状を選び、乗員保護を最優先にした設計を徹底しましょう。

さらに、パネルの固定強度についても検査官はチェックを行います。

手で軽く揺すっただけで外れそうな不安定な固定状態では、走行中の脱落危険物とみなされて不合格になります。

先述したロングプッシュリベットやターンナットを用いて、車体フレームと一体化するように強固に固定されていることを必ず確認してください。

確実な固定と丁寧な面取りを両立させることで、ディーラー車検でも安心して堂々と通過できる合法カスタムが完成します。

初心者が陥りやすい失敗事例とリカバリー対策

バックドア内張りDIYはシンプルに見える作業ですが、予備知識なしに勢いだけで進めると、思わぬ落とし穴にハマってしまうことがあります。

ここでは、実際に多くのDIY初心者が経験した「ありがちな4大失敗事例」と、その具体的な予防・リカバリー対策を紹介します。

第1の失敗事例は、「穴あけ加工時の位置ズレによるクリップ装着不能」です。

木材に穴を開ける際、型取り時のマークがわずか1ミリズレただけで、車体側の鉄板穴と合致せずクリップが差し込めなくなります。

この失敗を防ぐためには、必ずポンチで中心に窪みをつけてから垂直にドリルを立て、穴径を純正の8.0mmに対して8.5mm程度とわずかに余裕を持たせて開口するのがコツです。

もしすでにズレてしまった場合は、棒ヤスリで穴を楕円状に少し広げて長穴加工を施せば、見た目を損なわずにスムーズにリカバリーできます。

第2の失敗事例は、「湿気や車内の寒暖差による木製パネルの激しい反り」です。

表面だけにオイルステインを塗り、裏面を無塗装のまま放置すると、梅雨時期の湿気や冬の結露を裏面だけが吸収し、パネルが弓なりに反り返ってしまいます。

木材を使用する場合は、必ず裏面にもシーラーやクリアニスを2度塗りして完全防湿コーティングを施してください。

第3の失敗事例は、「欲張って厚い木材を選んだことによるリアゲートダンパーのへたり」です。

重厚感を求めて12mmの集成材を取り付けた結果、バックドアを開けても重さに耐えきれず、ドアが勝手にバタンと下がってくる危険な状態に陥ります。

合板の厚みは必ず4mm以下に抑え、総重量を1.5kg前後に留めることがエブリイのダンパー寿命を守る鉄則です。

第4の失敗事例は、「走行中の微振動によるカタカタ異音」ですが、これは裏面外周にエプトシーラーを貼ることで100%解決できます。

エブリイ内張り木目調DIYのよくある質問まとめ

Automotive Sound Deadening Insulation And Heavy Duty Trim Clips

ここでは、エブリイのバックドア内張り木目調DIYに関して、読者の皆様から特によく寄せられる疑問や不安をQ&A形式で分かりやすくまとめました。

施工前の最終確認としてぜひ参考にしてください。

Q1. エブリイのバックドア内張りを木製パネルに変えても車検に通りますか?

A. はい、基本的には問題なく車検に通ります。ただし、乗員が衝突する危険のある鋭利な突起物がないこと(角の面取り加工の徹底)、走行中に脱落しない十分な固定強度があることが必須条件となります。極端に尖ったフックや危険な金属パーツを露出させないよう注意してください。

Q2. バックドアが重くなってダンパーが下がってくる心配はありませんか?

A. 適切な素材を選べば全く問題ありません。厚さ2.5mm〜4.0mm程度のプリント合板やシナベニヤであれば、パネル単体の重量はわずか1kg前後に収まります。エブリイの純正リアゲートダンパーの許容範囲内ですので安心して施工できます。ただし10mm以上の無垢材や重い鉄板は避けましょう。

Q3. 車体鉄板に穴あけ加工をせずに元に戻せる仕様(原状復帰)で作れますか?

A. 完全に原状復帰できる仕様で製作可能です。車体鉄板に新規のネジ穴を開けず、既存の純正クリップ穴のみを利用して固定するため、いつでも純正のハードボードパネルにワンタッチで戻すことができます。リセールバリューを気にされる方にも安心の工法です。

Q4. 雨天時や結露による木材の反りやカビを防ぐにはどうすればいいですか?

A. 木材の裏面を含めた両面への防湿コーティングが最も効果的です。水性ウレタンニスや木工用オイルシーラーを裏面までしっかり塗布し、水分を遮断してください。また、バックドア下部の水抜き穴(ドレンホール)を塞がないこと、換気を定期的に行うこともカビ防止に不可欠です。

れいちゃん
れいちゃん
不安だった車検やダンパーの重さの疑問もスッキリ解消できました!これなら安心して挑戦できますね!
ホシ
ホシ
不安が解消できればあとは手を動かすだけです!世界に一台だけの温もりあふれるエブリイに仕上げて、最高のバンライフを思いっきり楽しみましょう!

エブリイバックドア内張り木目調DIYで最高の車中泊へ

Completed Cozy Wooden Camper Van Interior With Open Hatchback At Sunset

エブリイのバックドア内張りを木目調にDIYカスタムすることは、愛車への愛着を何倍にも深めてくれる素晴らしい第一歩です。

商用車特有の殺風景だった荷室が、温かみのあるウッドパネルに変わるだけで、車内に入った瞬間の空気感や居心地の良さはまるで別次元へと進化します。

朝目覚めてリアゲートを全開にしたとき、爽やかな朝日とともに視界に広がる美しい木目は、旅先でのかけがえのない贅沢な時間を演出してくれます。

今回ご紹介したように、純正パネルを型紙として活用すれば、高額なプロ向けキットを購入することなく、わずか数千円の予算でプロ級のクオリティを自作することが可能です。

ロングプッシュリベットによる確実な固定やエプトシーラーによるビビリ音防止、そして車内オープナーの連動など、要所のポイントをしっかり押さえることで安全かつ快適な仕上がりが手に入ります。

DIYで汗を流して完成させたバックドアを見つめる時間は、完成品を購入したときには決して味わえない深い達成感と喜びに満ちあふれているはずです。

一度この楽しさを知ってしまうと、次は天井のウッド張り、サイドトリムのカスタム、ベッドキットの製作へと、自分好みの秘密基地作りがどんどん広がっていきます。

週末のガレージや晴れた日の広場で、愛車と向き合いながら一歩ずつ自分だけの理想の空間を形にしていくプロセスそのものが、最高のバンライフ体験です。

ぜひお気に入りの木材や道具を揃えて、あなただけのエブリイバックドア木目調カスタムにチャレンジしてみてください。

心地よい木の温もりに包まれた愛車とともに、まだ見ぬ絶景と感動に出会う素晴らしい車中泊の旅へと自信を持って出発しましょう。

あなたのこれからのバンライフが、笑顔と素敵な思い出で満たされる最高のものになることを心から応援しています。