軽バンの車中泊用網戸をマグネットで自作!虫除け対策バッチリのDIY
春から秋にかけての車中泊では、窓を開けて心地よい夜風を取り入れたいものの、蚊や蛾などの害虫侵入が大きな悩みとなります。
市販の専用網戸は1万円以上と高額ですが、マグネットと防虫ネットを活用すれば誰でも1,000円前後の格安費用でぴったりサイズの網戸を自作できます。
鉄板むき出しの軽バン構造を味方につければ、工具不要で数秒で脱着できる快適な換気環境が手に入ります。
この記事では、車中泊バンライフ運営者のホシが、隙間なく虫をシャットアウトするマグネット自作網戸の作り方と注意点を詳しく解説します。
本記事の重要ポイント
- 市販品の10分の1の費用で作れるマグネット式自作網戸の圧倒的メリット
- 100均やホームセンターで揃う失敗しない防虫メッシュと超強力磁石の選び方
- スライドドアとフロント窓に隙間なくフィットさせる具体的なDIY製作手順
- 突風での脱落や車体の傷を防ぎ道路交通法を遵守するための安全鉄則
夏や春秋の車中泊に必須!マグネット式自作網戸が市販品より優れている理由

軽バンでの車中泊において、快適な睡眠環境を確保するための最重要ファクターが「車内の効率的な換気」です。
しかし、不用意に窓を開ければ一瞬で無数の虫が侵入し、睡眠を激しく妨害されてしまいます。
なぜ高価な市販品ではなく、あえてマグネットによる自作DIYが多くのベテラン車中泊派に愛用されているのか、その決定的な理由を解説します。
車内換気と虫除けの両立!高原やキャンプ場での安眠を支える必須装備
車内は外気温の影響をダイレクトに受けるため、密閉した状態では体温や呼吸の湿気でサウナ状態になり、熱中症のリスクが跳ね上がります。
特に夏場や初秋のキャンプ場・水辺スポットでは、涼しい風を取り込もうと窓を少し開けただけで、蚊だけでなく微小なブヨやヌカカが容赦なく車内に侵入してきます。
一度車内に虫が入ってしまうと、明かりを消しても耳元で羽音が鳴り続け、刺されれば強烈な痒みと腫れで夜通し眠れなくなってしまいます。
防虫網戸を設置して左右の窓を開ければ、自然な空気の通り道が生まれ、ポータブル扇風機や換気ファンとの相乗効果で驚くほど涼しい空間を作り出すことができます。
(出典:JAF公式 車中泊の注意点と車内環境管理)
快適な換気と完璧な防虫を同時に実現することこそが、翌日のドライブやアウトドアを満喫するための絶対条件です。
車中泊における換気と防虫の重要ポイント
- 車内密閉による湿気滞留と熱中症リスクを自然換気で確実に回避
- 刺されると激痛や長期の痒みを伴うブヨやヌカカの侵入を物理的に阻止
- 左右の窓を開放することで換気ファンの排気効率を最大化し室温を外気温同等に低減
- 蚊取り線香や殺虫スプレーの煙を車内に充満させずにクリーンな空気で快眠
市販品は1万円超え!自作なら1窓あたり1,000円前後の圧倒的ハイコスパ
自動車メーカーの純正オプションや大手カー用品店で販売されている車種専用網戸は、2枚セットで1万円〜2万円前後という高額な価格設定が一般的です。
もちろんフィッティングは優秀ですが、年に数回の車中泊のために数万円の出費を躊躇してしまう方も少なくありません。
一方、マグネットと防虫メッシュを用いた自作網戸であれば、1窓あたりわずか500円〜1,500円前後の材料費で制作が可能です。
スライドドア2枚と運転席・助手席の合計4窓分をフル自作しても、総額3,000円〜4,000円程度で完璧に揃えることができます。
浮いた予算をポータブル電源や美味しいキャンプ飯、温泉代に回せるため、コストパフォーマンスは他の追随を許しません。
| 網戸のタイプ | 費用相場(2枚分) | 脱着の手軽さ | 車体への加工 | 収納性・利便性 |
|---|---|---|---|---|
| マグネット自作網戸 | 約1,000円〜2,000円 | 【数秒】磁石でパッと装着 | 完全無加工(穴あけ・両面テープなし) | 丸めて超コンパクトに収納可 |
| メーカー純正専用網戸 | 15,000円〜25,000円 | 【やや手間】レールや金具固定 | 窓枠にブラケット取付が必要な場合あり | 枠が硬く畳めずかさばる |
| 市販汎用被せるネット | 2,000円〜4,000円 | 【普通】ドアごと靴下状に被せる | 無加工だがドア開閉時にずれる | 生地が大きく畳んでも厚みが出る |
| マジックテープ自作 | 1,500円〜2,500円 | 【普通】ベリベリと貼り付け | 車内にテープの糊残り・剥がれリスク | 経年劣化で粘着面がベタつく |
マグネット自作網戸が圧倒的に選ばれる理由
- 市販専用品の10分の1以下の格安予算で車内全窓の防虫対策が完了
- 車種専用品と違って自分好みのサイズや開閉ギミックを自由に設計可能
- 汚れたり破れたりした場合でも数百円で新品に作り直しや補修が容易
- 不要なときは手のひらサイズに折りたたんでダッシュボードや隙間に常備可能
車体に傷をつけず穴あけ不要!鉄板むき出しの軽バン構造にジャストフィット
エブリイやハイゼットカーゴなどの軽商用バンは、内装トリムが最小限に抑えられており、窓枠周辺に金属ボディ(鉄板)がむき出しになっています。
乗用車であればプラスチックの内張りに覆われていて磁石がつきませんが、軽バンなら磁石がどこにでも強力に吸い付いてくれます。
ネジ留めのための穴あけ加工はもちろん、夏場の熱でベタベタに溶けて糊残りする両面テープを使う必要も一切ありません。
車体を傷つけることなく原状回復が100%可能なため、リセールバリューを下げたくない新車やリース車両でも気兼ねなく導入できます。
軽バンの金属構造を活かしたDIYの強み
- ドアサッシや窓枠全周に磁石がピタッと吸着するため接着剤やビス止めが一切不要
- 両面テープの劣化による車体のベタつきや塗装の変色リスクを完全排除
- 設置にかかる時間は片側わずか5秒で撤収時も引っ張って外すだけのワンアクション
- 車検時や普段の日常使いの際も跡形もなく完全に原状回復が可能
100均やホムセンで揃う!自作網戸に必要な材料・マグネット・おすすめ道具

自作網戸の耐久性と防虫性能は、使用する素材のクオリティに直結します。
安さだけで適当な材料を選んでしまうと、網目が粗くて虫が通り抜けたり、走行風でネットが吹き飛んだりする失敗につながります。
ホームセンターや100円ショップで手に入るおすすめのアイテムと、選定基準を詳しく整理しました。
防虫ネットの網目規格!微小なブヨやヌカカを遮断する24メッシュ以上の選び方
網戸のネットを選ぶ際に最も重要な指標が、網目の細かさを表す「メッシュ(mesh)数」の確認です。
一般的な住宅用の標準網戸は18メッシュ(網目サイズ約1.15mm)ですが、これでは体長1〜2mmのブヨやヌカカが網目をすり抜けて侵入してしまいます。
車中泊用としては、ホームセンターの網戸張替えコーナーで販売されている24メッシュ(約0.84mm)または30メッシュ(約0.67mm)の防虫ネットを強く推奨します。
素材はグラスファイバー入りやポリエステル製のものがシワになりにくく、折りたたんで何度も使用する車中泊DIYに最適です。
色は外から車内が見えにくい「ブラック」を選ぶことで、昼夜を問わずプライバシー保護の役割も果たしてくれます。
防虫ネット選びのチェックポイント
- 網目規格は微小害虫(ブヨ・ヌカカ)を完全にブロックする24〜30メッシュを厳選
- 素材は折り曲げ癖がつきにくく耐久性の高いポリエステルまたはグラスファイバー製
- カラーは外からの視線を遮るブラックを選択し車内のプライバシーを確保
- 100均の園芸用防虫ネットを使う場合は網目サイズが1mm未満であることを必ず確認
超強力ネオジム磁石 vs マグネットテープ!保持力と隙間ゼロの使い分け
ネットを車体に固定するマグネットには、それぞれ特徴の異なる2つのタイプを適材適所で使い分けるのがベストです。
第1の選択肢は、圧倒的な磁力を持つ「ネオジム磁石(直径10〜15mm程度)」です。
強風が吹き付ける夜間でもネットがバタつかず、しっかりと車体に固定し続ける強力な保持力を誇ります。
第2の選択肢は、柔軟に曲がる「マグネットテープ(シート)」です。
点で留めるネオジム磁石と違い、線で車体に密着させることができるため、ネットの縁に隙間が生じるのを完璧に防止できます。
四隅などの負荷がかかる要所をネオジム磁石でガッチリ押さえ、周囲のフチをマグネットテープで密着させるハイブリッド固定が最も理想的です。
| 磁石の種類 | 磁力・保持力 | 密着性(隙間対策) | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|---|---|
| ネオジム磁石 | 【超強力】突風でも外れない | 点留めのため間隔に注意 | ネットの上から挟むだけで強固に固定 | 磁力が強すぎて外す際に車体傷に注意 |
| マグネットテープ | 【中程度】風でめくれやすい | 【最高】線で密着し隙間ゼロ | ハサミで切れてネット端に貼りやすい | 保持力が弱いため単体での強風時は不安 |
| フェライト磁石(黒) | 【普通】標準的な強さ | やや厚みがあり隙間が生じる | 安価で大量に手に入りやすい | 割れやすく磁力がネオジムより劣る |
| ハイブリッド併用 | 【最強】要所をネオジム保持 | 【完璧】フチをテープ密着 | 風対策と虫侵入防止を完璧に両立 | パーツ数が少し増え製作に工夫が必要 |
マグネット選定と使い分けの極意
- ドア開口部の四隅やテンションがかかるポイントには超強力ネオジム磁石を配置
- 虫がすり抜けやすい窓枠の直線部分にはマグネットテープを沿わせて線で密着
- ネオジム磁石は100均(ダイソーやセリア)の強力マグネット(4〜8個入り)で十分実用可能
- 磁石同士が勢いよく衝突すると割れる危険があるため取り扱いには細心の注意を払う
あると便利な道具一覧!布用両面テープ・バイアステープ・熱収縮チューブ
ネットと磁石だけでも簡易網戸は作れますが、いくつかの副資材を用意することで仕上がりの美しさと耐久性が劇的に向上します。
ネットのカット面はほつれやすいため、手芸用の「バイアステープ」や「布粘着テープ」で周囲を縁取り(ヘミング)すると長持ちします。
また、ネオジム磁石に「熱収縮チューブ」を被せてドライヤーで加熱収縮させると、車体の塗装面に対するクッションとなり、引っかき傷の発生を完全に防止できます。
さらに、ネットとテープを強力に接着する「布用両面テープ」や「多用途ボンド」があれば、針と糸を使わずにミシン不要で強固な網戸を組み上げることが可能です。
揃えておきたいDIY推奨ツール&副資材
- バイアステープ(縁取り用):ネット端のほつれ防止とマグネットの包み込みに最適
- 熱収縮チューブ:ネオジム磁石をコーティングして車体塗装面の傷を物理的に防止
- 超強力布用両面テープ:針と糸を使わずに短時間で綺麗な縁取りを実現
- メジャー・布切りバサミ・マスキングテープ:窓枠寸法の正確な採寸と仮止め作業用
初心者でも簡単!スライドドア&フロント窓用マグネット網戸のDIY製作手順
自作網戸のDIYは、複雑な木工や配線作業と違って、正確に採寸して貼り合わせるだけのシンプルな作業です。
運転席・助手席のフロント窓と、開口部が広いスライドドアそれぞれの製作ステップを順を追って解説します。
ポイントを押さえれば、休日のわずか1〜2時間で全席分の網戸を完成させることができます。
フロント窓(運転席・助手席)編:窓枠の外側から被せて磁石で留める手順
フロントドアの窓は、ドアサッシ(金属フレーム)の外側からネットを覆う方式が最も簡単で隙間ができません。
ステップ1として、ドアを全開にした状態で窓枠の縦横サイズをメジャーで計測し、周囲に5〜10cm程度の余白を持たせてネットを長方形にカットします。
ステップ2として、カットしたネットを窓枠の外側に当て、マスキングテープで仮止めしながら弛みが出ないように位置を調整します。
ステップ3として、窓枠の鉄板部分に沿って、ネオジム磁石を15〜20cm間隔で配置してネットをガッチリと挟み込みます。
ステップ4として、余分なネット端を巻き込んでバイアステープで留めるか、磁石ごとテープの中に縫い込む(または両面テープ留め)ことで完成です。
ドアを閉めた状態でもネットがサッシに密着しているため、窓ガラスを上下に開閉しても網戸がびくともしない快適な構造になります。
フロント窓用網戸の製作4ステップ
- ステップ1:窓枠サイズより縦横各10cm大きめに防虫ネットをハサミで裁断
- ステップ2:ドアサッシの金属部分に仮止めしピンと張った状態で位置決め
- ステップ3:ネオジム磁石を等間隔(約15cm)に配置してネットを強固に密着
- ステップ4:端部をバイアステープで処理し磁石を固定して耐久性を向上
スライドドア編:開口部全体を覆うマグネットカーテン式の製作手順
スライドドアは開口部が非常に広いため、中央から出入りできる「のれん・カーテン式」に仕立てるのが最も実用的です。
ステップ1として、スライドドア全開時の開口部(ウェザーストリップの内側鉄板)の寸法を測り、左右2枚に分割したネットを用意します。
中央の重なり部分に約10cmのオーバーラップ(重ね幅)を持たせることが、隙間を作らない最大の秘訣です。
ステップ2として、上部および両サイドの縁にマグネットテープやネオジム磁石を等間隔に配置し、車体開口部の鉄板に吸着させます。
ステップ3として、中央の合わせ目部分にマグネットを交互に配置し、人が通った後に磁力でパチンと自動で閉まるギミックを構築します。
足元の下端には少し重みのあるコードやチェーンを仕込んでおくと、風による裾のめくれ上がりを完璧に防止できます。
スライドドア用マグネットカーテンの製作ポイント
- 左右2分割のネットを用意し中央に10cm以上の重なり幅を設けて虫の侵入を阻止
- 中央の合わせ目にマグネットを配置し出入り後に自動でピタッと閉まる構造を実現
- 上部と側面の鉄板フレームに磁石で隙間なく密着させて全周を完全密閉
- ネット裾部にウエイト(重り)を組み込み突風によるめくれ上がりをブロック
バックドア(リアゲート)への応用!ハッチ開放で風通しを最大化
さらに車内の換気性能を極限まで高めたい場合は、バックドア(リアハッチ)全面を網戸化するカスタムが効果抜群です。
リアゲートを開放した状態の開口部全周には、ゴムパッキンのすぐ裏側に金属フレームが存在します。
特大サイズの防虫ネット(2m×1.5m程度)を開口部全体に被せ、外周をネオジム磁石でぐるりと留めていきます。
夜間にリアゲートを跳ね上げたまま車中泊をすれば、まるで高原のコテージにいるかのような圧倒的な通気性と開放感を味わうことができます。
バックドアを半開き(10〜20cm程度)で固定する「ボーンバー(バックドアストッパー)」と組み合わせれば、防犯性を保ちながら夜通し涼しい風を取り込めます。
バックドア網戸化のメリットと快適化の工夫
- 車内で最も面積の広いリア開口部を活かした圧倒的な熱気排出と冷却効果
- ゴムパッキン内側の金属フレームにネオジム磁石を全周配置して確実に固定
- ボーンバーと併用することで半開き固定による防犯性と換気性をパーフェクト両立
- 朝起きた瞬間に大自然の絶景を虫を気にせずパノラマビューで満喫可能
失敗を防ぐプロの技!風対策・車体の傷防止・隙間ゼロ化の5つの極意
自作網戸を実際にフィールドで運用すると、突風や思わぬトラブルに直面することがあります。
何度も試行錯誤を重ねてきた車中泊の現場経験から導き出された、絶対に押さえておくべき5つの極意をまとめました。
安全で快適な車中泊を楽しむための必須知識として必ずマスターしておきましょう。
極意1:磁石の保護コーティング!車体塗装面の傷やサビ移りを徹底ブロック
金属むき出しのネオジム磁石をそのまま車の塗装面に貼り付けて滑らせると、ボディのクリア塗装に無数の擦り傷がついてしまいます。
また、雨や夜露で濡れたまま放置すると、安価な磁石はメッキが剥がれて車体にサビが移ってしまう危険性があります。
これを防ぐために、磁石全体を「熱収縮チューブ」で覆うか、底面に「フェルトシート」や「マスキングテープ」を貼る保護対策を徹底してください。
コーティングを施すだけで、強力な磁力を維持したまま車体を100%傷からガードすることができます。
車体の傷・サビ移りを防ぐプロの保護術
- ネオジム磁石に熱収縮チューブを被せて熱風加工し滑らかなゴム状コーティングを形成
- 家具用の傷防止フェルトシールを磁石の接触面に貼り付けてクッション性を確保
- 雨天時の使用後は磁石を放置せず乾いたタオルで水気を拭き取りサビの発生を予防
- 脱着時は磁石を横に引きずらず指先で持ち上げて垂直に外す習慣を徹底
極意2:突風でもめくれないウエイト(重り)配置とコーナーテンションの掛け方
山間部のキャンプ場や海辺のスポットでは、夜間に突然強い突風が吹き抜けることがあります。
ネットの端がたるんでいると風を孕んでバタつき、隙間から磁石ごと一気にめくれ上がってしまいます。
ネットを張る際は、四隅を対角線上に軽く引っ張りながらテンションを掛けて固定するのがコツです。
さらに、風圧を受けやすい下端部分の裾には、カーテン用の鉛ウエイトやチェーンを仕込んで重みを持たせます。
風が吹いても下からめくれ上がらない構造にしておくことで、荒天の夜でも安心して熟睡できる堅牢な防壁が完成します。
突風対策とテンション保持のポイント
- ネット設置時はたるみを無くし四隅を対角線上にピンと張って磁石固定
- 風を受けるネット下部のヘム(折り返し)部分にウエイトコードを縫い込み安定化
- 強風が予想される夜はネオジム磁石の配置間隔を通常の半分(約10cm)に狭めて補強
- ドアバイザー(雨よけ)の内側にネット上端を差し込んで風の巻き込みを防止
極意3:1mmの隙間も許さない!ドアゴムパッキン周辺の隙間埋めテクニック
蚊やブヨは、車内の光や人間の体温・二酸化炭素に引き寄せられ、わずか1〜2mmの隙間からでも執拗に侵入してきます。
特に注意すべきポイントが、ドアの段差部分やゴムパッキン(ウェザーストリップ)のカーブ周辺です。
直線的な磁石だけでは浮き上がってしまう凹凸部分には、柔軟に曲がる「マグネットシートテープ」をしっかり沿わせます。
それでも隙間ができる複雑なコーナーには、100均の「隙間テープ(スポンジ)」を車体側に小さく貼ってクッションで埋めるのが有効です。
最後に車内からLEDランタンを照らし、外から見て光が漏れている隙間がないかを目視点検すれば完璧です。
隙間ゼロ化を達成するプロの点検ルーティン
- ウェザーストリップの段差やカーブ部分には柔軟なマグネットテープを密着
- どうしても浮きが生じるコーナー部分には薄手のスポンジ隙間テープで段差解消
- 夜間の点灯前に車内からライトを照らして外側から全周の隙間・光漏れを目視確認
- 少しでもネットの浮きが見つかった場合は追加の小型マグネットで即座に押さえ込み
極意4:雨天時の吹き込み防止!ドアバイザーの内側を活用したセッティング
車中泊では、就寝中に突然の雨に見舞われることがよくあります。
窓を全開にしたまま網戸にしていると、ネットを伝って雨水が車内へ染み込み、シートや寝具がびしょ濡れになってしまいます。
雨の日や降水確率が高い夜は、窓ガラスをドアバイザー(雨よけバイザー)の高さまで(3〜5cm程度)だけ下げるのが鉄則です。
ネットの上端をバイザーの内側へしっかりと潜り込ませて磁石固定しておけば、雨粒の直撃を受けずに快適な換気を維持できます。
雨音を聞きながら涼しい空気だけを安全に取り込めるため、天候の変化に左右されない全天候型の車中泊が実現します。
雨天時の雨水吹き込みを防ぐ運用ルール
- 雨天時は窓の開口幅をドアバイザーで隠れる3〜5cm程度に抑えて換気
- ネット上端をドアバイザーの内側に配置して雨水の侵入経路を完全に遮断
- 撥水スプレーをあらかじめネット表面に吹き付けておくと水滴の浸透を防止
- 万が一の水滴垂れに備えて窓枠下部の内張り部分にタオルを1枚敷いて就寝
極意5:道路交通法を厳守!運転席・助手席の網戸は走行前に必ず取り外す
最後に最も重要となるのが、道路交通法および道路運送車両の保安基準の厳格な遵守です。
停車中の車中泊で網戸を使用することは完全に合法ですが、運転席や助手席の窓に網戸やカーテンを装着したまま車を走行させることは、道路交通法第55条第2項(乗車積載方法・視野の確保)に違反します。
視界が遮られて左右のサイドミラーや歩行者の確認が妨げられるため、警察による取り締まり(反則金および違反点数の加算)の対象となります。
(出典:国土交通省 道路運送車両の保安基準)
翌朝出発する際は、エンジンをかける前に必ずフロントの網戸を取り外してケースに収納するルーティンを絶対に忘れないでください。
| 実践すべき極意 | 具体的な施工・運用方法 | 得られるメリット | 怠った場合のリスク |
|---|---|---|---|
| 極意1:磁石の保護被覆 | 熱収縮チューブやフェルトで被覆 | 愛車の塗装面傷・サビ移りを防止 | ボディに無数の線傷やもらいサビ発生 |
| 極意2:突風・ウエイト対策 | 対角線テンションと裾への重り | 夜間の強風でもめくれず安眠維持 | 突風でネットが外れ虫が大量乱入 |
| 極意3:隙間ゼロ点検 | マグネットテープと光漏れ点検 | 微小なブヨ・ヌカカの侵入を完全阻止 | わずかな隙間から虫が入り夜間痒みに苦しむ |
| 極意4:雨天バイザー活用 | バイザー内にネット格納・3cm開口 | 雨水吹き込みを防ぎ全天候換気 | 雨水が車内に染み込み寝具が水浸し |
| 極意5:走行前取り外し | 発進前に必ずフロント網戸を収納 | クリアな運転視界確保と完全合法運用 | 道交法違反による検挙・視界不良事故 |
安全・合法に車中泊DIYを楽しむための鉄則
- 停車中のキャンプ地・車中泊スポットでのみ網戸を展開・使用する
- 朝起きたら片付けの第一歩として運転席・助手席の網戸を取り外して収納
- 走行中に風圧で網戸が吹き飛んで後続車に危険を及ぼす事態を絶対に防止
- ルールとマナーを守ってスマートでかっこいいバンライファーを目指す
軽バンの車中泊網戸に関するよくある質問(FAQ)

軽バンの自作マグネット網戸について、初心者の方からよく寄せられる疑問や不安をQ&A形式でわかりやすくまとめました。
製作や実際の使用前にぜひチェックしてみてください。
Q1. 100円ショップの材料だけで本当に実用的な車中泊用網戸が作れますか?
はい、十分に実用的な網戸が作れます。ダイソーやセリアなどの100均には、園芸用防虫ネットや網戸補修シート、超強力ネオジムマグネット、マグネットテープが揃っています。ただし、100均のネットは網目が粗い場合があるため、必ず網目が1mm未満であることを確認してください。耐久性やシワになりにくさを重視するなら、ネット本体のみホームセンターの24〜30メッシュ網戸用ネット(数百円)を購入し、磁石やテープを100均で揃える組み合わせが最も高コスパでおすすめです。
Q2. ドアを閉めたまま、ドアと車体の間に網戸を挟んで固定することはできますか?
可能です。ネットを少し大きめにカットし、ドアを開けた状態で開口部に被せ、そのままドアをバタンと閉めることでウェザーストリップ(ゴムパッキン)にネットを挟み込んで固定する方法もあります。この方法なら磁石の数を減らせるメリットがありますが、ゴムパッキンに長時間の挟み込み跡がついたり、雨の日に毛細管現象で雨水が車内へ染み込みやすくなるデメリットがあります。基本的には外枠や内枠にマグネットで密着固定する方式が最も安全でトラブルがありません。
Q3. スライドドアに網戸をつけたまま、ドアを開け閉めすることはできますか?
網戸の取り付け位置によって異なります。車体側の開口部(ボディ側)にマグネットで固定している場合は、スライドドア自体を自由に開閉できます。ただし、スライドドアのドアパネル側にネットを取り付けている場合は、ドアをスライドさせた際にボディ後部と干渉して巻き込まれたり破れたりする危険があります。スライドドア網戸は必ず「車体開口部の鉄板フレーム」に固定し、ドアの可動部には干渉させない構造にするのが基本です。
Q4. マグネット網戸をつけたまま車検に通すことはできますか?
車検の検査ラインを通る際は、運転席および助手席の窓に視界を遮るものが一切装着されていない状態である必要があります。そのため、自作網戸は車検を受ける前に必ず取り外して車内に保管しておいてください。マグネット式であれば工具不要で数秒で取り外せ、車体に糊跡やビス穴も一切残らないため、車検の合否に悪影響を与えることは全くありません。
まとめ:マグネット自作網戸で涼しく快適な虫知らずの車中泊を楽しもう

今回は、軽バンの車中泊を快適にするマグネット式自作網戸の作り方と、失敗しないプロの極意を徹底解説しました。
鉄板むき出しの軽バン構造を味方につければ、市販品の10分の1の格安費用で完璧にフィットする網戸を誰でも手軽に自作できます。
24メッシュ以上の細かい防虫ネットと、傷防止コーティングを施した強力ネオジム磁石を組み合わせることで、突風にも強く虫を一匹も通さない快適空間が手に入ります。
走行時は必ず取り外すという法規ルールを守りながら、涼しい夜風を感じられる最高の車中泊ライフを満喫してください。


